2012年9月24日月曜日

QE3で上昇が期待される資産クラスの本命US REITに投資しよう!!<iShares Dow Jones US Real Estate>

9/19のエントリーでQE3で恩恵を受ける資産クラスとして米国の金融機関の株(とくにバンカメ)をおすすめしました。
今日はQE3でより直接的に上昇が期待できる資産クラスの本命として米国不動産を推奨します。といっても不動産現物を買っていくのは相当ハードルが高いことから、投資対象としてはまずUS REITを考えてみましょう。

US REITについては既に価格が上昇してしまっており割安感はないですので、今から買っていくのに抵抗を感じらるれるかもしれません。しかしながら、QE3はこれまでのようなマーケットの底抜けを防ぐというよりも、底打ち感のあるマーケットに強い追い風を送るような環境下で実施されたことを考えると市場には既に割安なものはほとんど無く、むしろ今は「割安なものを物色していく」というよりも素直に「上がりそうなものを買っていく」局面であります。米国の不動産は既に底入れから回復に転じており、「効果がでるまで続けるまでMBSの買い取りをする」という方針を考えると、米国不動産の当面の堅調な動きは期待してよいのかと思います。

さて、何を買っていくかですが、
SIMON PROPERTY等の個別のUS REITはトラスト方式をとっており、株と同じ税制とよいのか不明確であることから、日本の金融機関では取り扱いをしておりません。
したがって米国のREIT市場に投資していくには「なんとかグローバルリート」みたいな投資信託の形でアクセスするか、ETFの形でアクセスしていくか二者択一なわけですが、前者は販売時およびランニングの手数料が高く、たこ足配当というなんとも経済合理性のないことを行っているので、どうかと思うのですよ。

そこでコスト面と、米ドル資産に米ドル建で投資できるETFの利用をおすすめします。
具体的にはiShares Doe Jones US Real Estateは米国のメジャーなREITを組入れたETFであり、分散がきいているのでよいかと思います。
シンボルコードはIYRです。
Yahoo!Financeの左上に入力して、チャートや配当利回り3.39%をチェックしてください。
http://finance.yahoo.com/

またiSharesのWeb Siteでは概要や実績、運用報告が確認できます。
http://jp.ishares.com/product_info/fund/holdings/NYSEARCA/IYR.htm?periodCd=d

繰り返しになりますが、今は割安なものを物色するよりも、素直に上がりそうなものを買っていく時期。流動性の高い投資対象であれば環境が変わった時の、方針転換(損切りも)も容易ですからETFは非常に優れた投資手段と言えるでしょう。

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