現在の世界経済の仕組みの病巣を鋭く、しかもこれでもかというくらいしつこく指摘した良書。
現在の米国社会は30年前とは比較にならないくらいに貧富の格差が開いており、中流未満の家庭の子弟はまともに教育を受けることすらできない以上、機会平等という米国の魂はもはや過去の話/夢物語になっている。
富裕層の税金を抑え彼らの消費を刺激することが経済の活性化につながるという考え方がなぜ誤りなのか、なぜそういった誤りを信じ込まされているのか、等々の論点をじっくりと解説しております。
ボリュームはありますが、週末にでもじっくり読み込んでください。
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