2012年8月27日月曜日

シャープ社債について

シャープの経営不振により、株価が急落していることは連日の新聞や雑誌の報道を通してみなさまご存知かと思います。
そうした環境のなかで、個人富裕層の顧客や事業会社のところには、証券会社が同社の社債が割安だということで購入を奨めております。

債券は額面が1億円単位で取り扱われているので、リテール投資家にはモノが回ってこないでこうした動きはご存知ない方も多いかもしれません。債券は基本的には機関投資家のマーケットで、一部富裕層や事業会社も参加しているというマーケットなのです。

現状、2014年償還のシャープの普通社債の価格は額面100に対して75あたりで取引されておりますので、証券会社各社は「額面で償還されたらすごい利回りですよ」「今後、銀行団の支援とそれに伴うリストラやさらには増資に伴う希薄化で、資本についてはさらなる毀損は避けられないもののDebt(借入や社債)は守られるんではないでしょうか?」みたいなトークで売り込んでいるようです。

たしかに昔ならばこういう名の通ったブルーチップ企業であれば、社会的影響の大きさから判断して潰されはしないだろう、という感じはありましたが、民主党政権は過去の慣習を断ち切るポーズをとるのが好きなので、潰しちゃう判断をすることもあり得るんですよね。

記憶に新しいところでは、ルピーダの企業再生ADRがあっさり受理されてしまったのはその証左。
もう過去の事例からだけで判断するには難しい時代になっております。

シャープについては来年9月の転換社債2000億円をどうリファイナンスするのか全く目処がたっていない状況。しかも頼みの綱のホンファイ(台湾企業)はシャープの決断力の無さ、そのくせプライドだけが高いとおう姿勢に嫌気がさしているということも聞こえてきます。

今の状況では大丈夫そうと言える材料は一つも無いと言えるでしょう。
まぁ、JALはCDSの回収率は20%であったのに対し社債は全額守られましたので、その事例に賭けてみるのも悪くないかもしれません。






0 件のコメント:

コメントを投稿