読んでくださっていた方々、申し訳ございません。継続的に頑張ります。
本日は為替について潮目が変わってきた感じもありますので、そこについてコメントします。
安部政権への期待から投機的な円安ポジションが積みあがり、ドル円相場は83円台に突入いたしました。(シカゴIMMの投機ポジションは10万枚に)
投機的なポジション積み上げには巻き戻しがあるので必然ですので、すぐに元に戻るだろうと思っていました。
自民党が週末の選挙で大勝したにせよ、衆参のネジレが継続する夏場までは日銀法改正、インフレターゲットの政策導入などがなかなか前に進まないとの予想から、今度は逆にポジション調整(いったん円高に)の可能性は高いと思われます。
日本サイドの材料だけで動いている相場であれば、ポジション巻き戻しの可能性が非常に高いと思っておりましたが、米国サイドの材料として、12月11-12日のFOMC後の声明を受けて、ドルの下値が固くなったとみております。
FOMCが6.5%という完全失業率水準を時間軸維持の主たる条件に据えたことが、大きなインパクトとして受け止められております。
米国経済の完全失業率の低下ペースは着実に進んでおり、同国経済が2%の実質成長率を維持できているという前提で、1年2ヶ月~1年半程度の期間でターゲットに達する可能性が高いと見られております。
したがいまして、超低金利政策維持に関するガイダンスがこれまでの「2015年半ばまで」から「2014年半ばころまで」へ、1年程度短縮されたと解釈が可能になります。
しばらくFRBのバランスシートが膨らむというドル安要因は続くものの、上記の見通しを市場が織り込みはじめ、米国の2年金利が先行して上昇し始めれば、一気にレンジを抜けていく展開も予想されます。(中期の為替見通しでトレーダーは「日米の2年金利の差」を非常に意識しているため)
いまのところ2年金利に大きな反応はないようです。
さらに米国金利が上昇しているということは米国の景気は本格的に回復を始めている証となり、米国景気の回復は世界景気の回復、キャリートレードの再開という流れが予想されます。その際、キャリー通貨として売られるのは金利の上がった米ドルではなく、以前のように円である可能性が高くなります。
円安が進めば日本の貿易赤字も膨らますので、すでにノリシロの少なくなった経常収支の黒字幅がさらに縮小していくことになります。円買いをサポートしてきた大きな要因のひとつが崩れていくのは非常に重要なポイントです。
そうしたムードが醸成されている中ですので、選挙後の週明けにはクリスマス休暇前の利食い・ポジションの調整(=ドル売り)は入るにしても、「実需の買い」「買えていない投資家の買い」などドル買いの材料には事欠かず、80円割れは難しいと考えております。年内81.00くらいまででしょうか。
日本株につきましては、クリスマス休暇明けに海外投資家がドル買い円安方向に動き出せば、それを好感して日経平均がもう少し上昇していく流れも予想できます。
注目は米国2年金利がどこで反応し始めるか、ですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿