米国が景気回復を始める、米国に投資すべきだという提案をする際に、その論拠とシェールガス革命が起きることをあげております。
そうしたお話をする際に、なぜ米国でしか起きないのか、米国経済に中期的にどのようなメリットがあるのかという質問をいただきます。
それに対してウォールストリートジャーナルの解説記事が秀逸でしたので、要旨をまとめてみました。
シェール層は北米以外にも様々な地域で確認されており、世界のエネルギー会社や政府は開発を望んでおります。しかしながら、シェールガスはそもそも採掘が難しく、それを輸出するのは技術的に相当難しく、米国以外の国が生産に至るには10年近くの年月を要するものとみられています。
海外での開発が遅々として進まない理由に、政府による鉱物権保有、環境懸念、ガス・石油の採掘・輸送のインフラ欠如がある。また、採掘が1世紀以上行われている米国と比べ、大半の国の地質に関する知識は大幅に少ないこともある。
中国には米国よりも大量にシェールオイル・ガスがあるとみられている。しかしながら問題は、その大半が乾燥地帯や人口密集地にあることである。水圧破砕に必要な大量の水を確保できないほか、水平掘削装置を作るためには誰かの水田を破壊しなければいけない状況である。
一方、米国では1990年代終盤にシェールが掘削された時に始まり、ウォール街は熱心に資金供給を行い、既存の大型パイプラインや多数の掘削リグも業界の追い風となっている。
米国とカナダでは当面。シェール開発における経済的優位を享受する主な国であり続けそうだ。両国では天然ガスやエタンの供給過剰を受け、新たな工場建設に魅力を感じており、生産の海外移転が続いていたここ数年とは様変わりである。
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