2012年8月30日木曜日

期間2年以内

ここ数年の傾向として、多くの富裕層の投資家が個別の投資対象を選別する際の期間は「2年以内」。そこにロジカルな根拠はないのですが、どのお客様も「うーん、長くて2年だね」と2年以内を選択されます。2年と3年の違いはロジカルではないんですけど、なぜかほとんどのお客様が同じ趣向。

おもしろいもので、プロの世界でもそんな考えを持っている人が多いようで、完全なるプロの世界であるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ:対象企業が倒産したときの保険みたいなもの)の料率も2年と3年で格段に変わってくる。3年と5年にはそこまで劇的な差は無い。

1年だとたいしたリターンが得られないことがわかっていて、がんばって期間を延ばしてみて、それが2年ならば「今年はこうで、来年はこうだから、それと数ヶ月」みたいな予想ができる(気がする)ものの、3年ともなると何が起きるかわからないという気分になるんでしょうね。

これについては「もっと長くてもいいじゃん」と考えるべきなのか、「甘いですな、2年でもわかりませんぜ」と考えるべきなのか、ちょっとコメントが難しいです。

一つ言えることは、これがマーケットの雰囲気だということです。

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